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2014年8月26日 (火)

和書の仕入れ方と、通訳という天才的技術

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わたしとしたことが、こんな大事なことを書いていませんでした・・・。
FBとの住み分けが十分にできていない証拠ですね。反省です。

サンディエゴの三省堂書店が閉店することになりました。
Good newsは80%オフのセールで、上の写真の本たちを40ドル以下で手に入れたことです。一方、Bad newsは今後サンディエゴには新書の和書を売る本屋は姿を消すということです。

この情報を知ったのが8月2日(土)、サンディエゴで一番いいヘアサロンBB Memeの帰りに立ち寄ると、当初50%オフだったのが既に80%オフになっていました。

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その時に求めたのがこちらの本たち。雑誌も80%オフでした。
こんなに買ったのに38ドル・・・。安い。

その次の週末も足を運び、更に大量買い。。

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こんなにたくさん買ったのに80ドル以下でした・・・。
普段は買わないうような本をけっこう選びました。

こうしてサンディエゴから日系書店は姿を消し、残るは中古本を扱うブックオフのみ。LAまで行けば和書の本屋さんはありますが(わたしが行くのはトーランスのミツワの中の本屋さん)。。。

他に和書を手に入れる方法はいくつかありますが、どれもあまり魅力的ではありません。

例えば、品揃えが魅力的なAmazon.co.jp。アメリカにいながら本を注文していますが、アメリカまで取り寄せる場合の問題点は関税がかかることです。ただでさえ送料がかかるというのに、高い関税を払うのは抵抗があります。だから普段はAmazon.co.jpで気に入った本を注文して日本の実家に送って、帰省するときに持ち帰っています。

一方、Amazon.comにも和書は売っていますが、品揃えはまったくよくなく、日本語検索ができず、ジャンル別にもなっておらず、現実的ではない買い方。

キンドルは端末を日本で買えば使えるとか、使えないとかウワサを聞いていて、しっかり確認したことはないのです。やはりキンドル化されている本自体が少ないことと、紙の本が好きなので、今のところ検討していません。

というわけで、あさって日本から来るM姉に本10冊運び屋になってもらいました。Amazon.co.jpで注文して、M姉宅に届く手配。運び屋になることを快諾してくれたM姉に感謝。この10冊も何にするか相当悩んで選びました。

これで未読の本が60冊になる予定。昨日書いたみたいに、人生3万日と考えると、本当にいいペースで本を読まないと死んでも死にきれないわ!

こんなに本を買ったのに、まだまだ読んでみたい本は増えるばかりです。気に入った著者の本は制覇したいと思っています。例えばロシア語通訳の米原万里さん、イタリア語通訳の田丸公美子さん、ブログにいつもコメントをくださるHidesanおすすめの戸井十月さん(ゲバラ関連の本)、などなどなど。

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昨日の夕方。お外で本読みました。米原万里さんの「打ちのめされるようなすごい本」と、田丸公美子さんの「目からハム」を読了。どちらも良書!

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目からハム 田丸公美子 


田丸さんの本は初めてだったのですが、米原万里さんに負けずおもしろかったです。「目からハム」というタイトル、イタリア語で「目からウロコ」の意味なんだそうです!イタリアのハムが透けるほど薄いから成り立つ表現。「目からハムが落ちた」というらしいです。面白い、脱帽!

米原さんといい、田丸さんといい、通訳の仕事は透明人間、裏方さん。自分の意見を言わない立場の人だけど、あらゆる分野の通訳をこなすので、知識豊富、頭がよいことは間違いない。さまざまな場面で、異文化や異言語が生み出す珍エピソードが面白すぎて、笑いながら読みました。お二人とも通訳という裏方だけに徹するにはもったいない。本を書くことで面白体験や深い視野をシェアしてくれて嬉しい!って思います。

ところで、語学が得意で比較的容量のよかったわたしにも、通訳はムリだ・・・と感じた経験がいくつかあります。まず最初のきっかけは現役の通訳さんが受け持っていた大学の授業でした。

使っていたテキストに「護送船団方式」という日本語がでてきて、日本語もよく分からない、時事的なこともよく分からない、護送船団方式について調べたり、人に聞いたりしたけれど、それでもイマイチよく分からない。日本語もよく分からないのに、外国語に通訳するなんて無理だ、となったんです。

さらにはシャドーイングといって、聞いたすぐそばからその英語をリピートしていく訓練。聞いた傍から忘れていくので、記憶力の乏しさを思い知らされる作業で、通訳の難しさを痛感しました。

もう一つのエピソードは、アメリカ在住の知り合いがアトピー治療のために日本の医師を訪れたとき。通訳のつもりで立ち会ったけれど、日本人の先生が説明するアトピーのことが日本語では意味が分かるのだけど、英語で何というべきか分からず、さすが医師、専門的なことは英語でも説明できるということで、わたしは役立たずだったけど救われました。

外国語が分かるということと、通訳ができるということは全く別の能力であるということ。通訳には外国語だけではなく、母国語の力も要るし、記憶力やメモを取る力も要るし、あらゆる分野の専門知識が求められるしということで、ものすごい能力だと尊敬しています。

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