カテゴリー「本・audio books」の記事

2014年11月19日 (水)

秋の読書メモ

読書備忘録。

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サンディエゴ三省堂閉店セールで入手した本。新装版とあって美しい表紙が気に入ったこともあり、歴史モノを手にとって見ました。
歴史の犠牲者となった幕末の少女フキ。武家との結婚を嫌がる和宮の身代わりとして事情も知らされず東へ下ることに。昔風の語り口が多少難しく感じられながらも、続きが気になり引き込まれていく。
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女子マンガみたいな話だけど気楽に読めるストーリー。主人公は27歳の女の子。会社が倒産して、翌日に彼氏にフラれて、というところから始まるストーリー。
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石田さんの本はいつもあったかい。女性に対してやさしい。
潤いが足りないときに読むといいのかな。
今日本に足りないもの、そして日本が正常でいるために必ず必要なもの。
それは女性がありのままの、美しく尊いものとして扱われるということ。
そうすれば自然といろんなことがよい方向に向かっていく気がする。

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2014年10月31日 (金)

日本の作文教育

先日紹介した米原万里さんの「言葉を育てる」という本の後半を読んでいます。

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この本は米原さんがいろんな方と話した対談集で、他の本で読んだ似たような内容が書いてあるんですが、それでも内容が濃いし、リアルだからとっても好きです。
で、糸井重里さんとの対談のなかで「日本の作文教育」について語るところがあるんですが(P307)、日本の作文教育には評価基準がない、「よくできました」「大変よくできました」何がどういいのかというのはぜんぜんわからないから、買いても書きっぱなし。だから、その後にさらにうまくなる可能性はも、ぜんぜんないって確かにそうだなぁって。
万里さんがソ連学校で受けた作文の授業というのが面白いです。以下引用。
例えば、「じゃあ、友達について書きましょう」ということになると、名作の人物描写の部分をぜんぶ抜粋してきて読ませるんですよ。例えば「戦争と平和」のナターシャ・ロストワという女主人公にピエールという語り手が出会う場面の前に、彼女に関するウワサがあって、出会って、そのときの第一印象があって、顔とか口とか目の描写があって、その後、直接主人公との交流があって、ある事件があって主人公のナターシャの成長があってと、とにかくそういう風に抜粋を読ませて、その内容の要旨っていうのか、どんな構造になっているのか、というのを書かせるわけです。ツルゲーネフの「初恋」でも何でも、とにかく幾つかの名作を読ませて、それがどういう構造になっているかというのを分析させてじゃあ、あなたんがおかさんについてだとか友達についてだとかいうことを書くなら、それをどういう構造で書くかと。まず彼女の評判から書く?あるいは彼女の目の描写から書く?そういったことを、とにかく「構造」をまず書かせるわけ。構造を書かせた上で、構造に基づいて、まず作文させる。当初の構造どおり書けたか書けなかったか、というのを確認しながら、じゃあ、構造を変えていくとかいうふうにしてね。
こんな指導があったら書き方もわかるし、具体的に何が評価されているのかがわかる。
わたしも子どもの頃から本読むの好きだったし、いわゆる「創作」ということに興味があったからストーリーを作ってマンガを描いたりしてたし、授業中に原稿用紙1枚分書きなさいと言われたら苦労なく埋めることができたけど、読書感想文で選ばれたりしたことはなくて、どうすれば選ばれるようないい作文が書けるようになるんだろうと漠然と思っていたような気がします。とはいえ当時は小学生だったし先生の言われるままに書くことばかり考えていたんだけど。
で、糸井さんのほうは日本の作文がインパクト主義になっていることを指摘。
「泣かせるのがいちばんいい」ということになっちゃうんですよ。要するに感情を揺すぶるといのは、身を切って揺すぶれば一番いいわけで、極端にいうと、クラスで一番不幸な子がありのままを書けば先生に褒められますよね。でもぼくは、あの構造を小学校のときから怪しいと思ってたんですよ。おかしいなあと思ったんです。だけどそれは(中略)ウソを書くときだけ、作文の点がよかったんです。たとえば擬人法を学ぶからといって、何かモノを主人公にして書きなさい、というときは点がいいんですよ。だけど、遠足に行ったこととか
父のことを書けとか、全部嫌だった。
これに対して万里さんは日本の私小説がまさにそれで、つまらなくて、苦痛のような、画面試しのような感じと発言。ソ連学校では自分のことについて書きなさいというのはなくて、冬について書けとかサーカスについて書けというのが多かったらしい。対談の中でふたりは自分と向き合うというのはとても大切なことと断りながらも、本当に言いたいことは、人に言う時期が来るまで言わないというのが人間だけど、それを出した子を先生が褒めていて、若い女の子をだましてやらしちゃうポルノ映画のようだと。。。
糸井さんがよく課題に出すのは、「自分の好きな食いものを人に勧める文章を書け」というものらしい。なるほど、わたしもグルメブログ、もっとしっかり書こうっと!

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2014年10月30日 (木)

お手伝いさんはスーパースパイ!

読書の秋は続きます。今年買った60冊ほどの本をひとつずつ読んでます。

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ゆるーいので気楽に読めます。南条姉妹シリーズの6作目なのだそう。だけど前の5作を読んでいなくても問題なく楽しめるつくりになっていました。ゆるーいんだけど、いろいろ考えて作られているんだろうと想像します。
ソフトバンクが3年ぶりの日本一!嬉しいニュースです。

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2014年10月22日 (水)

言葉を育てる

今日は民族間の差別について。

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先に読むべき本がありつつも、つい手が伸びるのが米原万里さんの本。神津十月(こうづ・かんな)さんとの対談のなかで「百を超える民族を束ねていた側である大帝国の民族に差別意識は低く、少数民族同士のいがみ合いのほうが強い」。
例えばアメリカには白人系、黒人系、ラテン系、アジア系といろんな種類のアメリカ人が住んでいて、中西部では民族間の対立のようなものを感じるのだとか。なかでもマジョリティの白人系による対立はなく、白人の次の座を狙う黒人系、ラテン系、アジア系の間での抗争が激しいのだとか。
マジョリティであることは立場の安定を保証されているからか、他のマイノリティにも差別意識が低いのかもしれない。
アメリカで星条旗を飾ったり、アメリカ人であることを全面的に押し出す人は国内では裕福でもなく、どちらかというと底辺を這っている人に多い気がする。アメリカで力のない人ほど、アメリカという虎の威を借りたいと思うものなのかもしれない。
たとえば日本人でアジア諸国出身者を見下すような発言をする人がいるけれど、そういう人たちも実は底辺に近いところを行っている人に多いのかもしれない。うちの祖先にはそういった差別発言をする人はいなかったけど、やっぱり海軍中尉の家庭という当時揺るがない地位があったから差別意識は薄かったのかもしれない。
それにしても米原万里さんの本はおもしろい。中には他の著書に書かれた内容が出てくるんだけどでもやっぱり面白いなぁと思って読んでました。共産党員の娘として育った姉妹の話とか笑えます。運動会で赤組じゃないとヤダと言ったとか、教室の座席は左側がいいと言ったとか!

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2014年10月20日 (月)

銀座24の物語

読書の秋ですね。

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銀座をモチーフに24人の作家が描く短編小説です。
サンディエゴという、銀座の正反対のようなところで読んでいたんですが、徐々にそれぞれのストーリーに引き込まれていきました。中にはとっても不思議な話とか、なつかしい日本の香り漂うものもあり、なかなか面白いコンセプトの本だなぁと思いました。
今これを読んでくださっている方は銀座に思い出話などあるでしょうか。福岡生まれ福岡育ちのわたしにも、銀座の思い出がありますので今日はちょっと書いてみようと思います。
中学3年のとき、家にあるプリントごっこを使って年賀状を作りました。干支とはまったく関係なくクジラの絵。クジラの部分は真っ白で、周りをカラフルに仕上げた作品でした。
小2から小5まで埼玉県に住んでいたものの、当時は福岡に戻っていて、銀座のことはあまりよく知らないころです。
今ではもう覚えていませんがどうやら理想科学(プリントごっこの会社)のコンクールに応募していたみたいです。
ある日曜日だったと思います。夜家族で外食に出て戻ってきたらわたし宛に電話がかかってきました。理想科学からで、わたしの作品が受賞したという連絡でした。
どうしてクジラにしたのかと聞かれて、何となく、と答えました。(が本当はクジラにはわたしなりの意味があるのですがその話は今関係ないのでまた今度。)それからそのクジラは潮を吹いていたんですが、これは何ですか?って聞かれたので、潮です。クジラって潮を吹きますよね?って、どうしてこの大人のおじさんはこんなに細かいことを聞いてくるんだろうと思いました。お母さんは本人が作ったか確認するためじゃない?と言っていました。
東京で開催される授賞式に保護者とペアで招待されました。確か飛行機代を理想科学が負担してくれました。おかあさんは久々の東京でうきうきしていました。そんなお母さんと一緒に受賞したわたしもうきうきしていました。
東京には前日に入って、ビジネスホテルのようなところにお母さんと泊まりました。夜その狭いホテルの部屋でテレビを見ていたらもんじゃ焼きをやっていました。お母さんと一緒に食べてみたいねって言って、じゃあ明日食べに行こうか!って話しました。
翌日、もんじゃ焼きをお昼に食べることになり、銀座駅を出て警察の派出所にもんじゃ屋さんの場所を聞きました。警察の方は親切にもんじゃ屋さんを地図で探して教えてくれました。
警察の方に教えてもらったとおりにもんじゃ屋さんを探しあてて、初めてのもんじゃ焼きを食べました。確か、ビルの2階かどこかに入っている、少し暗い感じの高級感のあるお店でした。今思えば高級なもんじゃ焼き屋さんだったと思います。母もわたしもとっても幸せでした。
食べ終わった頃に、「あ、そういえば授賞式に来てるんだった!」となり、あわててお勘定を終えて、受賞式の会場に向かいました。
授賞式には無事間に合い、受賞。小さい子どもから大人まで受賞者が集まっていて、最後にみんなで記念撮影をしたのを覚えています。とても楽しい経験をすることができました。
子どもだったのであまり詳しいことはおぼえてないですが、わたしの銀座の思い出です。今度母に詳しく聞いてみようと思います。母もあまり詳しく覚えてないかもしれないけど。
銀座の思い出、ありますか?

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2014年9月10日 (水)

越境者通信

ブログにコメントをくださる方からご紹介いただいた戸井十月(とい・じゅうがつ)さん。

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手始めに公式ウェブサイト「越境者通信」に掲載されている短編集「100枚の絵ハガキ」を読み進めていくと、おもしろい!こういうのをハートボイルド系って言うのかしら・・・と思うタッチ。
一気に現実から離れた世界へワープさせてくれる。自分がこれまで見てきた旅先の景色が目の前に蘇ってくる。

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歪笑小説

日系書店の閉店に伴い大人買いした本のうちの一つ。読了です。

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タイトルだけ見ていたら買っていなかったかもしれない、と思う本。これまで東野圭吾氏の本は読んだことがなく、一冊目となりました。世間に受けている作家さんだということは知っていたけど、いや、知っていたからこそ敢えて手に取ろうと思わなかったのかも。
でも帯が目を引いたので買ってみることにしました。「だから作家なんて、なるもんじゃない!東野圭吾、これが裏のライフワーク 出版業界の内幕を暴露する連続ドラマ」
実際、出版業界で起こっていそうなあれこれが短編小説になっていて、面白かったです。売れる作家、売れない作家、出版社の担当者たち、新人賞に週刊文集。作家の家族に、担当者の家族・・・。
東野圭吾氏ってジョークの分かる作家さんなんだなぁと妙に感心しました。読んでいてクスリとなる部分がけっこうあったり、話の流れやオチも悪くない。最後のページもおぉ!楽しい。読み終えて表紙の絵をみるとさらにおぉ!となりました。
ちょっと大げさな気もするけど、でも本当に実在しそうっていうキャラクターの絶妙なバランスもいいと思いました。
それにしても読んだ本の感想を書くのって子どものころから苦手です。読書感想文にはあらすじを最初から書いてしまう、ダメな子だったんです・・・。でもブログには読んだ本は上げていくけどね。

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2014年9月 9日 (火)

ヒトのオスは飼わないの?

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この表紙を見るたびに、「あ、飼う予定はなかったんですけど、なんか飼っちゃいました汗」ってこころの中で答えてます笑
この本、ヒトのオスの話ではなく、米原万里さんが飼ったり出会ったりした犬や猫の話。犬や猫にも性格があって、いろんな不思議があるんだなぁと思います。
それにしても米原万里さんの文章は本当にすばらしい。読んでいて全く飽きがこない。そしてイタリア語通訳田丸さんの解説文も負けずにすごい。

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2014年8月26日 (火)

和書の仕入れ方と、通訳という天才的技術

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わたしとしたことが、こんな大事なことを書いていませんでした・・・。
FBとの住み分けが十分にできていない証拠ですね。反省です。

サンディエゴの三省堂書店が閉店することになりました。
Good newsは80%オフのセールで、上の写真の本たちを40ドル以下で手に入れたことです。一方、Bad newsは今後サンディエゴには新書の和書を売る本屋は姿を消すということです。

この情報を知ったのが8月2日(土)、サンディエゴで一番いいヘアサロンBB Memeの帰りに立ち寄ると、当初50%オフだったのが既に80%オフになっていました。

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その時に求めたのがこちらの本たち。雑誌も80%オフでした。
こんなに買ったのに38ドル・・・。安い。

その次の週末も足を運び、更に大量買い。。

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こんなにたくさん買ったのに80ドル以下でした・・・。
普段は買わないうような本をけっこう選びました。

こうしてサンディエゴから日系書店は姿を消し、残るは中古本を扱うブックオフのみ。LAまで行けば和書の本屋さんはありますが(わたしが行くのはトーランスのミツワの中の本屋さん)。。。

他に和書を手に入れる方法はいくつかありますが、どれもあまり魅力的ではありません。

例えば、品揃えが魅力的なAmazon.co.jp。アメリカにいながら本を注文していますが、アメリカまで取り寄せる場合の問題点は関税がかかることです。ただでさえ送料がかかるというのに、高い関税を払うのは抵抗があります。だから普段はAmazon.co.jpで気に入った本を注文して日本の実家に送って、帰省するときに持ち帰っています。

一方、Amazon.comにも和書は売っていますが、品揃えはまったくよくなく、日本語検索ができず、ジャンル別にもなっておらず、現実的ではない買い方。

キンドルは端末を日本で買えば使えるとか、使えないとかウワサを聞いていて、しっかり確認したことはないのです。やはりキンドル化されている本自体が少ないことと、紙の本が好きなので、今のところ検討していません。

というわけで、あさって日本から来るM姉に本10冊運び屋になってもらいました。Amazon.co.jpで注文して、M姉宅に届く手配。運び屋になることを快諾してくれたM姉に感謝。この10冊も何にするか相当悩んで選びました。

これで未読の本が60冊になる予定。昨日書いたみたいに、人生3万日と考えると、本当にいいペースで本を読まないと死んでも死にきれないわ!

こんなに本を買ったのに、まだまだ読んでみたい本は増えるばかりです。気に入った著者の本は制覇したいと思っています。例えばロシア語通訳の米原万里さん、イタリア語通訳の田丸公美子さん、ブログにいつもコメントをくださるHidesanおすすめの戸井十月さん(ゲバラ関連の本)、などなどなど。

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昨日の夕方。お外で本読みました。米原万里さんの「打ちのめされるようなすごい本」と、田丸公美子さんの「目からハム」を読了。どちらも良書!

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田丸さんの本は初めてだったのですが、米原万里さんに負けずおもしろかったです。「目からハム」というタイトル、イタリア語で「目からウロコ」の意味なんだそうです!イタリアのハムが透けるほど薄いから成り立つ表現。「目からハムが落ちた」というらしいです。面白い、脱帽!

米原さんといい、田丸さんといい、通訳の仕事は透明人間、裏方さん。自分の意見を言わない立場の人だけど、あらゆる分野の通訳をこなすので、知識豊富、頭がよいことは間違いない。さまざまな場面で、異文化や異言語が生み出す珍エピソードが面白すぎて、笑いながら読みました。お二人とも通訳という裏方だけに徹するにはもったいない。本を書くことで面白体験や深い視野をシェアしてくれて嬉しい!って思います。

ところで、語学が得意で比較的容量のよかったわたしにも、通訳はムリだ・・・と感じた経験がいくつかあります。まず最初のきっかけは現役の通訳さんが受け持っていた大学の授業でした。

使っていたテキストに「護送船団方式」という日本語がでてきて、日本語もよく分からない、時事的なこともよく分からない、護送船団方式について調べたり、人に聞いたりしたけれど、それでもイマイチよく分からない。日本語もよく分からないのに、外国語に通訳するなんて無理だ、となったんです。

さらにはシャドーイングといって、聞いたすぐそばからその英語をリピートしていく訓練。聞いた傍から忘れていくので、記憶力の乏しさを思い知らされる作業で、通訳の難しさを痛感しました。

もう一つのエピソードは、アメリカ在住の知り合いがアトピー治療のために日本の医師を訪れたとき。通訳のつもりで立ち会ったけれど、日本人の先生が説明するアトピーのことが日本語では意味が分かるのだけど、英語で何というべきか分からず、さすが医師、専門的なことは英語でも説明できるということで、わたしは役立たずだったけど救われました。

外国語が分かるということと、通訳ができるということは全く別の能力であるということ。通訳には外国語だけではなく、母国語の力も要るし、記憶力やメモを取る力も要るし、あらゆる分野の専門知識が求められるしということで、ものすごい能力だと尊敬しています。

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2014年7月29日 (火)

アマネカと旅する

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Ginaちゃんが誕生日にアマネカをプレゼントしてくれました。

アマネカは、上質な皮でできた
たてよこのサイズが変えられる
マルチサイズのブックカバー。

桜色と白の配色も気に入っています。

それにしても日本におけるマーケティングというのは細部に宿っていて
商品説明の帯に書かれた詩にも感心してしまいました。
(以下引用)


本はわたしに
新しい知識を与えてくれる
本はわたしに
独りの時間の豊かさを教えてくれる
本はわたしを
知らない世界に旅立たせてくれる

たった一冊が
人生を変えることがある
だから本の旅は愉しい

人生を変えるかもしれない
きっかけを
わたしはいつも
カバンに潜ませているわけだ

~ ~ ~

いま あの人は
どんな旅をしているのだろう
冒険小説の旅か
古典小説の旅か それとも
朝の電車のなかで
あの人はきっと
わたしとは違う旅を
楽しんでいるだろう

~ ~ ~

多くの体系をつつみこむ一重のキモノ
様々な品物をつつみこむ一重のフロシキ
そのようにアマネカも
さまざまな大きさの本をつつみこむ

本の旅にそっと付き添うために

~ ~ ~

わたしはじぶんの旅を愉しみながら
同時にあのひとの旅の中身と
あのひととわたしを繋げる
付き添い人を想う

明日もまた
つかの間の旅にでかけよう
アマネカと一緒に

本を読む人なら分かるこの気持ちを表したこの詩もステキです。

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