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2014年10月22日 (水)

言葉を育てる

今日は民族間の差別について。

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先に読むべき本がありつつも、つい手が伸びるのが米原万里さんの本。神津十月(こうづ・かんな)さんとの対談のなかで「百を超える民族を束ねていた側である大帝国の民族に差別意識は低く、少数民族同士のいがみ合いのほうが強い」。
例えばアメリカには白人系、黒人系、ラテン系、アジア系といろんな種類のアメリカ人が住んでいて、中西部では民族間の対立のようなものを感じるのだとか。なかでもマジョリティの白人系による対立はなく、白人の次の座を狙う黒人系、ラテン系、アジア系の間での抗争が激しいのだとか。
マジョリティであることは立場の安定を保証されているからか、他のマイノリティにも差別意識が低いのかもしれない。
アメリカで星条旗を飾ったり、アメリカ人であることを全面的に押し出す人は国内では裕福でもなく、どちらかというと底辺を這っている人に多い気がする。アメリカで力のない人ほど、アメリカという虎の威を借りたいと思うものなのかもしれない。
たとえば日本人でアジア諸国出身者を見下すような発言をする人がいるけれど、そういう人たちも実は底辺に近いところを行っている人に多いのかもしれない。うちの祖先にはそういった差別発言をする人はいなかったけど、やっぱり海軍中尉の家庭という当時揺るがない地位があったから差別意識は薄かったのかもしれない。
それにしても米原万里さんの本はおもしろい。中には他の著書に書かれた内容が出てくるんだけどでもやっぱり面白いなぁと思って読んでました。共産党員の娘として育った姉妹の話とか笑えます。運動会で赤組じゃないとヤダと言ったとか、教室の座席は左側がいいと言ったとか!

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コメント

この「言葉を育てる」と「銀座24の…」は興味深いです。
特にmayさんのブログで知るところとなった、米原万里さんの本はすごく興味をそそられ、読もう読もうと思いつつ
先延ばしになっているので(^-^;
図書館にでも行って、借りてきますか♪

投稿: hidesan | 2014年10月26日 (日) 16時58分

米原万里さんは生きているうちにお会いしたかった方の一人です。多くに共感し、多くを学びました。

投稿: may | 2014年10月27日 (月) 13時30分

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