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2013年7月 5日 (金)

ブルータワー

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ブルータワー
 石田衣良


「全力で誰かのために働くことが、実は自分自身を救うことなんだって(中略)」  
エピローグの一説。

同じ本を立て続けに2回読むなんてことはそうないのですが、よっぽど気に入ったんですね。読み終えたそばからまた読み直しています。話の一貫性をたどりたかったという理由もありますが。

石田衣良さんって、ちょっとクールな感じがして、正直これまで著書を読んだこともなかったし、あまり興味をもっていなかったのですが、この本はハマりました。

この子(本)はブックオフのミリオンセラー3ドルセールで見つけました。お店のPOPの内容が良くて、読んでみようかなと思ったのでした。本の帯にも「徳間書店創業50周年記念作品」、「石田衣良の新たな挑戦(初となるSF小説)」「3年ぶりの待望の長篇!」などと、とにかく凄い本だぞ!としきりにPRしてました。

ただのSFじゃないところがいいんです。ちょうどタイミングよく心に響いてくる言葉が多くて。著者の願いが伝わってくる、そんな物語です。ちょっといい具合にエッチな感じも、人をひきつけているのでしょう。

200年後の世界の話なのに、世界の構造は今に通じるところばかりで思わず息を飲みます。設定も本当によくできていて、一晩ベッドの中で想像して楽しかったと書いている著者はかっこいい。

あとがきもよかった。9.11の衝撃がこの本を書くきっかけになったそう。そして、2年半に及ぶ連載は毎回先が見えないまま続いていた、と。これが話の一貫性をチェックしたい理由。著者は小中学校のころSFばかり読んでいたらしい。このところ衰退しつつあるSFへの応援の意味も込めた作品だったとは。とってもいい。

そして親友Ginaちゃんが好きだと教えてくれた同著者の「傷つきやすくなった社会で」という本。まだ読んでいないけれど、強く共感できる内容みたい。もっと心に余裕をもって、人にやさしく生きていこうよ、と言いたい。

このところ、本当に幸せに過ごしています。「人と人をつなぐ」「人と情報をつなぐ」というのが、わたしの好きなことで、それに直結した相談やプロジェクトがもちこまれています。「全力で誰かのために働くことが、実は自分自身を救っている」って思えます。これからも仕事かプライベートか、お金が発生するかしないかという枠にとらわれず、自分が好きで得意とする「人と人をつなぐ」「人と情報をつなぐ」をキーワードに活動していきます。

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