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2010年4月27日 (火)

日本の移民政策について考える

メキシコビーチで過ごした週末は最高だった。
だけど、それ以上の収穫を、親友と深い話から得ることができた。

わたし、アレハンドロ、ナディアといういつもの3人組の車中での会話。
オリンピックに国家代表として出る選手のバックグラウンドが
多様化してきているというような話になった。

つまり、例えば、フィギュアスケート選手の長洲未来のように
日本人の名前をもったアメリカ勢がいたり
もともと外国人だったけど、今は日本代表として活躍する選手がいたりする。

アメリカの大学で学んだ3人の意見は
アメリカがスポーツに限らず、あらゆる分野で成功しているのは
各種移民を受け入れて、それぞれのいいところが活かされているからだろう
ということで一致した。

続けてアレハンドロが言ったのが
これからはどの国も移民を受け入れて
アメリカのような他民族国家として成長していくだろう、という内容のこと。

わたしは、現時点で移民を受け入れていない日本のことを考えて
次のようなことを説明。

  • 日本は移民を受け入れる準備ができていない
  • これまでは観光客誘致にも消極的だった
  • 理由は、移民による治安の悪化を恐れるため
  • 日本名を持っていないと帰化できないシステム

それを聞いた二人に言われて、ハッとした。

移民はより豊かな生活を求めて、必死で働こうとして移民してくる。
そもそも彼らは悪いことをしようとして移民になるわけではない。

一方、受け入れる国は、自国民がしたがらない
3K的な仕事をしてもらうために受け入れる。

移民が犯罪に走る場合というのは
受入国が移民に教育や仕事の機会を与えない
より豊かになるためのフェアな競争が許されない状況に陥った場合だ。

確かに、移民を希望するもののバックグラウンドを調べれば
善良な市民かどうかは明らかで、現在ビザ取得という形で採用されている。

現在起きている外国人による犯罪のほとんども
日本社会から隔離されたことが原因となる
ストレスなどによるものだろう。


メキシコの移民の受入状況を教えてもらった。

メキシコはハイチの地震難民も受け入れている。
スペイン語ができるラテンアメリカの国からの移民は
2年合法的に滞在すれば帰化する権利が与えられる。

それ以外の国であっても5年経てば帰化ができる。

名前がなんだろうが、スペイン語ができれば
メキシコでやっていけるらしい。

法律もしっかりしたものを設けず、わりとゆるいらしい。


次に興味深いスペインの移民受入状況を教えてもらった。

スペインは、以前植民地であったラテンアメリカからの移民を
多く受け入れたいと思っている。
国内の調和を守るため、スペイン語や文化、歴史をよく理解できる
移民を受け入れたほうが、うまくいきやすいという考え。

一方、EUのメンバーであるスペインは
東ヨーロッパからの移民を受け入れるようにEUからの圧力がある。

その板ばさみになっているのが、現在の状況。


こういった内容から考えてみると
日本の工場では日系ブラジル人やペルー人が働いているという
話を聞くのは、何となく納得がいく。

逆に、日本語ができないフィリピンの看護師を受け入れる理由が
いまいちよく分からないという気分になってくる。


日本の秩序を守りながら進める移民政策:

  • 世界に散らばっている日本の文化や言葉に理解のある
    日系人を受け入れる
  • 日本語や日本文化・習慣を尊重できる人を受け入れる
  • 日本政府は、海外で日本語や日本文化学習を奨励する。
  • また日本政府は国内の外国人の疎外を防ぐ対策を講じる。
  • 日本人は、移民を受け入れないことでぬるま湯に浸かるのではなくて
    移民に負けないように各自が向上心をもってよりよい人材となる。

日本でも今後労働力が不足してくるという予測が出ている。
労働力の確保という視点だけではなく
他国家が他民族国家として発展していく中で、日本の国益を考えた場合
移民受入は避けられない状況になる。

そうした中で、日本人として自分の地位を守るためには

  • 専門スキルを習得する
  • 語学スキルを習得する
  • 自分が移民として、海外で活躍する選択肢も視野に入れる

ことを考えておく必要がある。

以上。

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コメント

オーストラリアは移民の国として一つの成功例かもしれない。多文化がうまく共存し合い、良い所はどんどん取り入れられているからね。ま、悪い結果もあるけれど、全体的にはどの国よりも移民の受け入れが万全なんじゃないかな?難民ビザなんかばんばん発行しているし、求められているスキルの分野で2年間勉強して1年間の経験を積めば永住権だって取れるしね。ビジネスビザの場合、8年か10年で永住権申請可能。という具合に、システムと移民法がとってもクリアー。

投稿: Marie | 2010年4月29日 (木) 07時04分

オーストラリアが成功例か。
多文化の共存という部分では成功しているけれど
資源もある国にしては、国力がもう少しあってもいいのでは?と思うときがあるんだけど、そのあたりはどう思う?

移民する側にとっては確かにいい国であることは間違いないだろうね。

投稿: may | 2010年4月29日 (木) 22時40分

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