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2009年4月 3日 (金)

福翁自伝

日本で読み切れなかった本を、持ってきています。

新訂 福翁自伝 (岩波文庫)


新訂 福翁自伝 (岩波文庫)

福沢諭吉が自分の生涯を振り返って
口述し、自ら修正を加えた本です。

1万円札にもなっている彼がどんな人物で
何が好きで、何が嫌いで、何が得意で、何が苦手だったか
正直に書かれていて、好感が持てました。

当初蘭学(オランダ語)を学んでいたにもかかわらず
実際には世の中は洋学(英語)が中心になっていることを知り
ショックを受けつつも、すぐに方向転換、独学で英語を学んだこと。

日本からの使節団としてアメリカを訪問し、
科学技術は蘭書で読んでいて、特に新しくもなかった一方
初めて見た馬車に驚き、何をするためのものかも検討がつかなかったという一節。

言い伝えや信仰に懐疑的、世の中の人は平等を唱える一方
身分の低いものに対するものの見方は現在に比べると
まだまだ見劣りのする状況であったことがうかがえること。

江戸時代から開国を迎え、明治の時代に突入し安定するまでを生き、
自らの西洋翻訳の研究の成果が、開国とともに大きく評価されるようになったこと。


現世に渡米している自分と、およそ100年前に渡米した彼と重ねながら読みました。

  

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