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2008年10月22日 (水)

複数の外国語を話す

複数の外国語が話せることについて聞かれる質問。

1、「ごちゃ混ぜにならないんですか?」

学習の過程においては、ごちゃ混ぜにならないレベルまで来ているかどうかに依る、と思う。

わたしの場合、中国語とハングルの学習は両立はできなかった。
3年間中国語をやったあと、職場で必要になったのでハングル学習もスタート。中国語は継続したかったのだけれど、残念ながら中国語の確固たる軸ができあがっていなかった様子。結果、中国語とハングルに共通する音(もとは同じ漢字なので似ている音がある)がある場合、ハングルを覚えると、中国語の声調(四声)が失われてしまうのを感じたので、中国語としばし別れを告げ、ハングルを生かした。

一方、英語とスペイン語の学習は大丈夫。
理由は、英語はわたしの中でゆらぐことのない確固たるものとしてあるから。英語の知識をベースにスペイン語を組み上げている、というかんじ。この場合の欠点を敢えてあげると、日本で遭遇するスペイン語が話せる人というのは、たいてい英語も話せたりして、英語に頼ってしまう、ということ。メキシコに行って英語が通じないお母さんと話すときにモチベーションが一気にあがる、となるわけです。

話す過程においては、脳の錆つき具合に応じて、ごちゃ混ぜになることもある。

脳内での言語選択はCDチェンジャーのようなもの、と話している。
各言語のソフトはそれぞれのCDに入っていて、必要にあったCDを入れかえて使用するかんじ。仁川空港に降りたってハングルが聞こえてくれば脳内のCDチェンジャーの働きでハングルソフトが主流になる。話す相手からその言語で話しかけると、比較的楽にチェンジができるようです。だから「え~、○○語ができるんですか?じゃあ話してみてください」とというよりは、その言語で話しかけてもらうのがありがたいですね。(それが少なくとも、○○○○ってなんていうんですか?と話すべき内容は欲しいところ)

一方で久々にアメリカ旅行に出かけると、錆びれたCDチェンジャーが間違って使いなれているハングルソフトを入れてきて、ついつい韓国語で話そうとしたり。あるいはメキシコにいると、スペイン語のCD自体が回らず、言葉が発せないもどかしさを経験したりもする。

英語を話すべき環境で、CDチェンジが中途半端なときなどは、「何だっけ?」などと日本語的思考回路そのままで口にしてしまう、ということもある。こういったときは錆ついた脳に対してもどかしい思いをすることになる。


2、どうやって勉強したら○○語ができるようになりますか?

この質問に答えるまえに

①どうして○○語ができるようになりたいんだろう?
②○○語は現在どのあたりのレベルなんだろう?
③具合的に○○語の何を、どのレベルにしたいと思っているのですか?

少なくともこの3つは知りたいな、と思う。

例えば、

①英語圏でホームスティをしてみたくて、来年行こうと思っている。
②英検3級程度。英会話を習いだしたところ。
③ひとまずホームスティするときに困らない程度の会話力。

ということがわかれば、ホームスティで遭遇しうるシチュエーションごとにでてきそうな会話を考えて、それを英語で聞いて話せるようにするのはどうか?シミュレーションしてみて言いたいことが言えるか、独り言で繰り返してみるのはどうか?などと言うと思います。

ただ語学は総合力であるので、いわゆる4技能と呼ばれるものと文法力・単語力など、いずれかに偏りすぎてもいけないわけで。

プラス、100人いれば100通りの学習方法があって、合う合わないは人それぞれです。ただ、どうすればもっとうまくなるか、今自分が抱えている課題を突破することができるか、というやる気と、これを成し遂げてこうなりたいとか、勉強することが楽しいという甲斐性があると非常に強いように思います。

言語習得に関わる脳の話や学習方法の話は楽しいですね。

アラビア語、最近人気があるとNHKでやってました。学習できるのはいつだろう。どれもつまみ食い状態。

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コメント

経験に裏打ちされた貴重な洞察、感謝です m(__ __)m

いやぁ、いざ『英語の先生』って肩書きつけて人に
言葉を教えるのは実にやりがいのある=難しい(笑)
ことだなと実感する日々です。CIAOが懐かしく
思ったりもするとよ~catface

投稿: MASSA | 2008年10月23日 (木) 05時57分

CIAOはモチベーションも高い人が
集まっていたからね。
なつかしい。

話せるということと
通訳したり教えたりは違いますよね。

MASSAのように事象を検証するスキルに優れていたら
研究もしたかったな、と思います。

投稿: may | 2008年10月23日 (木) 19時58分

英語は揺らぐことないだろうから、その上でスペイン語(フランス語とかも)を積み上げていくっていうの、分かるね。

義姉がスペイン語を話すんだけど、アメリカ・カナダの英語圏内に住んでたから、子育ての時、お父さんは英語、お母さんはスペイン語で育ててたよ。でも、子供って、ついつい自分に簡単な方を選んでしまうから、スペイン語で質問しても英語で応える…っていう悩みもあったっぽい。
そんな折、義姉が母国エクアドルに数ヶ月戻ることになって、一緒に子供を連れて帰ったんだけど、その時にみるみるスペイン語が上達して、数年経った今でも、単語はもちろん、発音もしっかりと維持できるようになったみたい。
環境って大切だな~と思ったよ。

だから、私も子育ての時は、子供が幼い内に絶対に日本にしばらく帰省したい!って思ってるよ。

あ~、それにしても、私は中国語習って2年近く経つのに、あまり緊急性を要してないので、なかなか上達しないよ。涙。

投稿: もこ | 2008年10月25日 (土) 01時22分

>もこちゃん
義理のお姉さんのお話、興味深いね。
やはり必要に駆られる環境におかれると
習得しやすいんだろうね。

ミンジンさんは家族とは広東語なの?

もこちゃんもベイビーをバイリンガルに
育てようと思ってるのね。
異国の地で日本語をキープさせるのは
カンタンじゃないだろうから
一時帰国を考える気持ちもわかるな~

投稿: may | 2008年10月25日 (土) 19時07分

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