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2008年3月 9日 (日)

ワークライフバランス

ワークライフバランスは、みんなにとってwin-winのかたち

小室淑恵さんの講演会
私の生き方とワークライフバランス」に行ってきました!

Img_5261  小室さん。アトリウムガーデンにぴったりの女性。

小室淑恵さんは、前回書いたとおり
美人で(重要)、面白くて、明るくて、息子さんもかわいくて
だんなさんも「ワークライフバランス王子」(笑)だとか。

以下、講演会の内容です。

ワークライフバランスというと、
女性にとって都合のいいもの、
会社と個人が対立して奪い合っている感じ、

といったイメージがありがち。

だけど小室さんの話を聞いて
ワークライフバランスは女性だけのものではなく
男性のためのものでもあり、
会社、労働者、家庭、社会のすべてにとっていいものなんだと
よくわかりました。

○今の日本は、世界一の長時間労働
 -世界一残業が多い
 -ワークライフバランス 24か国中 最低の満足度
 -”サムライ”の国ではなくて”カロウシ”の国

○一方、生み出す付加価値は低い国
 -日本の生産労働性は20位
 -アメリカの2/3しか生産労働性がない

日本は労働時間は長いのに、生産性は最低クラスの国
そんなの悲しい!!

 
○昔と今の仕事の変化
 昔:単純生産作業。長くたくさんつくって、安く売る。
 今:日本は人件費があがったので、中国やインドに仕事を譲った。
   アイデアや効率で勝負。

○小室さんのこと。
 -大学時代までは専業主婦志向の典型的な女子大生。
 -猪口邦子さんの講演を聞いて、突然変貌!
  「共働きの家庭が今後増える。そこに向けたアイデアが必要。
   だからあなたたちがアイデアをたくさん出して
   日本企業のピンチを救ってあげて。
   私もこんなのがあったら・・と思いながら働いてるわよ。」
  
猪口さんは女性らしさを残したままキャリアを積んでいて、素敵だった。
 -考えてみれば、専業主婦志向だったのは
  女性が働くのは迷惑で、煙たがられると感じていたから。


 -アメリカ放浪。ベビーシッターの経験。
 -2年の育児休暇から復帰した女性が、復帰とともに
  課長に昇格した上、昇給もした

 -「休業はブランクではなく、自分を磨く期間」
  子育ての経験を積んだ上に、Eラーニングで資格を2つ取っていた


 -ネットベンチャーでインターン後、資生堂に入社。
 -ビジネスモデルコンテストで優勝
  社員の7割は女性の中でコンテストに応募した女性は2人だけ。
  優勝・準優勝をその2人が受賞。
  「会社の主流にいる人間じゃなかったから、斬新なアイデアが出た」
  同じような人間が集まると、盲点もできやすい。
  均一な考え方はキケン。他社にビジネスチャンスをとられる。

 -優勝したのは、育児休業中の女性支援のプログラム。
  Eラーニング、上司や同僚とのコミュニケーション、
  育児休業中の社員のコミュニティを提供。
  「次世代育成法」で企業に育児支援が義務化されて追い風に乗る。
 -いろんな会社を訪問するうちに、
  育児休暇を取る男性社員
  介護休業する男性取締役
  心の病で休んでいる社員

  への支援プログラムが必要だと知る。

 -起業してarmo【アルモ】を販売。
  1人につき月額6000円のプログラムを企業が負担する。
  だけど、厚生労働省の奨励金7000円が企業に。
  企業・育児休業者・行政にとってそれぞれにメリット

○社会的ニーズ
 -少子・高齢化:年金問題
 解決策① 子どもを増やす(20年後に働きはじめて年金負担)
 解決策② 女性の社会参画(即効性ある)

 女性が働けば働くほど、子どもは増える(経済的に安定するため)
 日本でも女性が働いている県は、出生率も高い。

 少子化の最大の原因は、第1子の時に孤独な育児をした女性が
 二人目は無理だと考えるから。

 2人の親で子育てをすれば、一緒に乗り越えられる。
 働いて産める国にすれば、子どもは増える。
 
○企業ニーズ
 -2007年問題。労働力の減少
 優秀な人材に長く企業に貢献してもらいたい
 そのためには、会社にロールモデルがいることが大切。

 日本人の能力は高いのに、その半分(男性)しか活かせていない。
 「日本は車輪の片方だけ使って走っている」

 -男性が介護休暇を取る時代がくる
  団塊の世代の老齢化。
  男性の未婚率が高い。
  介護を押し付ける専業主婦も減少。
  いろんな人が休む時代。

○ワークライフバランスが定着しないのは、意識の問題。
 -厳しい不況を乗り越えてきた人たちが納得しない
  「どうして若い人だけワークライフバランスといって楽をするんだ」
  でも、結局は自分たちのためにもワークライフバランスはいいのに。

○今、企業が抱える問題
 1)女性を採用・育成できない
  女性のモチベーションアップ、ロールモデル作り
 2)休業・時短を経て継続就業できない
  プログラム、託児所、サポート
 3)長時間残業の恒常化
   効率アップ、評価方法の見直し、在宅勤務
 4)マネジメントの意識
   意識改革、マネジメントスキルアップ

 1)・2)だけ取り組んでも成果は出ない。
 3)・4)に取り組むことが重要。

→様々な(休む)人を切り捨てていけない時代。
 多様な価値観が育たなければ、
 商品・サービスがグローバルマーケットで勝っていけない。
 外資に負けるのは多様性がないから。

結婚してる人、してない人、介護・育児を経験した人
いろんな人がいれば、あー私もああいう風になれそうと思える。

○ワークライフバランスのポイント 家庭編
 信じて任せて育てること
 -どんなに夜遅い夫でも、朝は育児・家事参画はできる
 -仕事のグチの言い方を工夫する 「アドバイスくれる?」
  キャリアに伴走してくれている感じ。妻の成果は夫の成果にする。
 -初めての仕事はけなさず、ほめる。
 -主体的に動くと負担感は少ない。
  育児参画した夫のほうが負担感が低い
→夫に家庭での居場所があり続けることになるので
  夫の幸せのためにもよい。


○ワークライフバランスのポイント 職場編
 生産性UPにチャレンジすること
 -成果を上げて定時で帰る
 -プレゼン力を身につける
 -明日はわが身のgive&take
  -自分のできる/できないを明確化し、後輩を育て、信じて任せる
→組織の変革を待つよりも、自らの働き方を改革
 自主的・主体的に働くことがWLBへの近道。

○ワークライフハーモニー:仕事と家庭/私生活の調和
 ライフが充実すれば、人脈・アイデア・スキルが得られて
 結果的にワークの質と効率が高まる。
 家庭も安定して、仕事もうまくいく、相乗効果。



小室さんのプレゼンは見る価値ありました。

ワークライフバランスについてわかりやすかっただけでなく、
ブレがなく、かつ明るく楽しかったです。
大変参考になりました。

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コメント

小室淑恵さん関連

○小室さんのブログ(ほとんど更新ナシ)
http://work-life-b.cocolog-nifty.com/komuroblog/

○All About 子ども・夫・部下を育てる小室淑恵さん
http://allabout.co.jp/career/careerplanning/closeup/CU20060728A/index.htm

○ネットで休職をチャンスに変える小室淑恵さん
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0609/22/news011.html

○小室さんのプレゼンショー
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20070615/127576/

○心に北極星を持とう小室淑恵さんhttp://www.proseek.co.jp/pb/contents/column/vision_bk060808.html

○小室さんのセミナーリポート(愛知)
http://www.moneykiso.com/blog1/2008/01/post_12.html

○社員の時間を多様化させる小室淑恵さん
http://jinjibu.jp/GuestIntvw.php?act=dtl&id=206

○小室さん出演のラジオ視聴
http://radi.sblo.jp/article/9207658.html

○発信する言葉をポジティブに…小室淑恵さん
http://www.microsoft.com/japan/inno/013/career/default.aspx

○育児休暇でキャリアを磨く 小室淑恵さん
http://www.mpi-net.org/2005/06/post_7.html

○モテる社長の法則 小室淑恵さん
http://www.20works.jp/job/joho/04_moteru/vol53.html

投稿: may | 2008年3月11日 (火) 21時54分

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